心の病気のサインに注意|一見気づきにくいこの症状を改善するポイントとは

心の病気のサインに注意

男医と女医

周囲の人が気配りを

鬱病といえば「元気がなくなる」「反応が鈍くなる」など、比較的わかりやすい病気だと思われがちです。しかし最近増えていると言われるのが、周囲からはわかりにくい「微笑み鬱」です。鬱病にもかかわらず、普段は微笑みを浮かべることもできるため、病気だと気づかれにくいという特徴があります。また仕事や家事なども、一見普通にこなすことが可能です。そのためストレスを余計に溜め込んでしまい、鬱の症状を悪化させる場合が少なくありません。微笑み鬱の症状も通常の鬱病と同じで、不眠や食欲不振をはじめ、集中力の低下や気力の減退などが見られます。人前では元気そうにしていても、一人になると急に疲れを感じるのが特徴です。悪化すると自殺念慮が出ることもあるので、早めに専門医に相談することが大切です。早期に治療を始めれば効果も高く、再発の可能性も低くなります。微笑み鬱の人は辛く苦しいにもかかわらず、病気であると知られるのを恐れて、隠そうとする傾向があります。「ぼんやりしていることが多くなった」「仕事で単純なミスが増えた」などの状態が見られたら、身近な人が気を配ってあげる必要があります。心配ならメンタルクリニックの受診を勧めるなどの手段も考慮しましょう。

微笑み鬱を治療するには生活習慣の改善、認知行動療法、薬物療法などいろいろな方法があります。微笑み鬱も一般的な鬱病と同様に、過度のストレスから発症することが多いため、まずはストレスの解消が必要になります。規則正しい生活を心がけ、ときには十分な休養を取ることが求められます。また周囲の人は無理に励まそうとせず、理解と共感を持って接することが大切です。カウンセリングがストレス解消の一助になる場合もあります。物事を深刻に考えすぎたり、悪意に解釈しがちな人は、ストレスを溜め込みやすい性格と言えます。こうした考え方を改めることで、心が軽くなり鬱状態が改善されることも少なくありません。認知行動療法は面接を通して、ネガティブな思考をポジティブに変えていくことを目的としています。抗うつ薬や精神安定剤や漢方薬などを適切に用いることは、治療を進める上で効果的です。薬の効果は比較的早く現れますが、再発を防止する必要があるため、経過を確認しながら数か月ほど服用を続けるのが普通です。薬物療法については依存性を気にする方もいますが、専門医の指導のもとで適量を服用すれば心配はありません。それよりも、こじらせる前に治療を始めることが重要です。

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